エデルマン・ジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役:メイゲン・バーストウ)は、偽情報・誤情報から企業や組織が自己防衛するための支援を目的とした専任グローバルチーム「ディスインフォメーション対策ユニット」(Counter Disinformation Unit)の立ち上げを発表しました。昨今、企業に対する営業、評判、ステークホルダーの信頼を妨げるデマなどのディスインフォメーション(偽情報)やミスインフォメーション(誤情報)が増加しており、大きな課題となっています。エデルマンが同時に公開した、日本を含む5つの主要市場で行った危機管理調査「2024年エデルマン・コネクテッド・クライシス調査(英語)」でもそのことが明らかとなっています。
本調査では、コミュニケーションの責任を担う企業幹部にとって、評判を損なう可能性がある「人工知能(AI)の急増」が最大の懸念事項として浮上していることが明らかになりました。AI関連で最も重要なのは、ミスインフォメーション(誤情報)とディスインフォメーション(デマ情報)の二重の脅威です。世界中の8割の経営層が、これらによる自社の評判、ひいては企業価値に与える悪影響を懸念しています。一方で、これらの脅威を予測、特定、管理する準備ができているのは、わずか半数未満です。
「エデルマン・コネクテッド・クライシス調査」概要:
• 日本のCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)およびCCO(チーフ・コミュニケーション・オフィサー)の80%が「今後3年間に自社ブランドやビジネスがミスインフォメーション/ディスインフォメーションの脅威に直面する可能性が高い」と回答し、調査対象5市場の中で最も高い割合を示しました。
• 約77%の日本の企業幹部が「自社の危機管理体制がAI主導の世界に適応していない」と懸念しています。
• 日本の企業幹部は、AIの脅威以外で直面する可能性の高いリスクとして、金利の上昇、経済不況、エネルギー危機、食料不足を挙げました。
エデルマンが「ディスインフォメーション対策ユニット」を組織した主な理由としては、危機管理コンサルティングの戦略的な強化、評判リスクの複雑化への対応が急務であることが挙げられます。リスクマッピング、デジタル戦略、データ分析に関する専門知識を活用して、企業における誤情報、デマ情報への準備と対応、信頼を再構築するための支援を行います。
本ユニットは、脅威の進化に呼応した最新の情報分析のため、外部のパートナーとも連携します。AIや機械学習を活用して、複雑な脅威アクターのネットワークをマッピングして脅威を検出し、主流および周辺プラットフォームでの虚偽のストーリーを特定するためのソリューションを提供します。
「2024年エデルマン・コネクテッド・クライシス調査」の詳細は以下をご覧ください(英語)https://www.edelman.com/expertise/crisis-reputation-risk/2024-connected-crisis
「ディスインフォメーション対策ユニット」の詳細は以下をご覧ください(英語)https://www.edelman.com/expertise/crisis-reputation-risk/counter-disinformation-unit
2024年エデルマン・コネクテッド・クライシス調査について
エデルマン・コネクテッド・クライシス調査は、CMO、CCO、および一般市民を対象に、危機発生時の企業への期待や危機管理の変化する状況に関する見解を把握するために実施されました。今年の調査では、米国、英国、中国、ドイツ、日本の5市場における375人の企業幹部と、各市場における代表的な5,000人以上の一般市民を対象に調査が行われました。
エデルマンの「クライシス&リスクチーム」について
危機管理とリスク対応の支援を行うクライシス&リスクチームは、組織における評判の棄損への予測、準備、保護を支援します。業界最大規模の組織として、情報操作、ブランド保護、訴訟、データセキュリティとプライバシー、規制調査、ビジネスインテリジェンス、NGO活動など、多様な専門家により構成されています。米国、欧州、アフリカ、アジア太平洋、南アメリカ地域を拠点に、24時間体制で、グローバルな視点と戦略的アドバイスを提供しています。
エデルマンについて
エデルマンは、企業や組織のブランドとレピュテーションをEvolve, Promote, Protect (進化、促進、保護)するためのコミュニケーションサービスをグローバルに展開しています。世界60都市を超える拠点に所属する約6,000人の社員が、お客様がステークホルダーから信頼を獲得し、確信をもって行動できるよう、コミュニケーション戦略を提供しています。カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル、PRovokeやAdvertising Ageなどにおいて数多くの賞を受賞しています。1952年の創業以来、変わることなく非上場のファミリー企業であり続けるとともに、専門性の高いサービスを提供するために、Edelman Data & Intelligence(リサーチ)、Edelman Smithfield(ファイナンシャルコミュニケーション)、Edelman Global Advisory(アドバイザリー)、United Entertainment Group(エンターテイメント、スポーツ、ライフスタイル)を保有しています。詳細は www.edelman.jp をご覧ください。
お問い合わせ先:エデルマン・ジャパン株式会社
Email: TrustBarometerJapan@edelman.com