たくさんの興奮と感動を与えてくれたリオデジャネイロ五輪が閉幕式を迎え、寂しさを感じている方が多いのではないかと思います。そのような方々に朗報です。国際オリンピック委員会(IOC)は、8月21日、「オリンピック・アジェンダ2020」の取り組みの一環として、デジタルプラットフォーム「オリンピック・チャンネル」をスタートしました。
このオリンピック・チャンネルは、五輪大会の期間外でも、世界中の五輪ファン、特に若年層に対して、オリンピックムーブメントやスポーツの力を継続して伝えていくことを目的に開設されたデジタルプラットフォームです。五輪に関する様々なコンテンツを提供し、ウェブサイトとモバイルアプリ(iOS、Android)から24時間いつでもアクセスできます。
また、Facebook、Instagram、Twitter、YouTubeとも連動しているので、様々なプラットフォーム経由でコンテンツをフォローしたりシェアすることができます。当面は、英語で情報提供しますが、今後他の言語にも対応していくそうです。
オリンピック・チャンネルでは他のメディアで報道されないような五輪舞台の裏側が垣間見れるようなコンテンツや、五輪選手へのインタビューによるストーリー、独自の視点からまとめた五輪に関連する面白いコンテンツなどを配信することにより、五輪大会が終わってから次の五輪大会まで、若年層の五輪に対する関心を惹きつけ続けることを目指しています。
オリンピック・チャンネルは、IOCが運営し、スペイン・マドリッドにあるオリンピック放送機構(OBS)の本部で、約100名以上のスタッフが、チャンネルのコンテンツを制作するそうです。合計250時間以上のオリジナルコンテンツを作りあげることが今年1年の目標とのことです。また、このオリンピック・チャンネルをサポートする創設メンバーとして、ブリヂストンとトヨタがIOCとパートナー契約を結んだことが発表されています。
今後、2020年の東京五輪に向けて、このオリンピック・チャンネルがどのような役割を果たし、どのように変貌をとげていくのか、要注目です。